本ページはプロモーションが含まれています。
本ページはプロモーションが含まれています。

わらびを長持ちさせる瓶詰保存術:瓶詰めで美味しさを最大1年間キープする方法

スポンサーリンク

年間を通して加工品を見かける市場ではありますが、季節限定の新鮮な山菜の味わいは非常に特別です。春が訪れると市場に並ぶわらびは、その魅力に惹かれて家庭で調理を試したいと考える人も多いことでしょう。しかし、新鮮なわらびの下ごしらえは手間と感じられることもしばしばです。

また、たくさんのわらびを一度に料理で消費するのは難しく、保存方法に頭を悩ますこともあるかと思います。そこでおすすめなのが瓶詰めによる長期保存法です。この方法ならば、適切な前処理を施したうえで瓶に入れて保管することで、約1年間わらびを新鮮な状態で保存することが可能になります。つまり、次の季節が到来するまで山菜を満喫できるというわけです。

この瓶詰め保存法には重要なステップがいくつか存在しますが、これからそうしたステップを詳しく説明していきましょう。

スポンサーリンク

わらびを長く保存する方法:あく抜きから瓶詰めまでの手順

わらびを長期保存するためには、正確なあく抜きが欠かせません。

手間を惜しまず、この初めのステップからしっかりと行いましょう。

わらびのあく抜きの手順とポイント

初めに、わらびの量の1.5倍の水を沸騰させます。

わらびをよく洗い、固い部分を取り除いたら、平らなボウルに置きます。

均等に重曹と塩を振り、手で柔らかくもみ込んで馴染ませます。水1リットルにつき小さじ1の重曹を用いるのが適量です。

沸騰した湯をわらびに注ぎ、全体が完全に浸かるようにします。

おもし物や落とし蓋をして浸水させ、一晩放置した後、色が変わった水を捨て新しい水で何度も洗い、さらに2~3時間水に浸けてあくを抜きます。

あく抜きを終えたら、保存容器の洗浄と煮沸消毒を行い、しっかりと乗せた後わらびを詰めます。

わらび瓶詰めの手順

瓶詰めを始める前に、瓶と蓋が完全に乾燥しているかをチェックしましょう。その後、しっかりとあく抜きを行ったわらびを瓶に入れていきます。瓶には充分な量の水を加え、蓋をゆるめにしておきます。蓋をきつく締めないことで、瓶の中の圧力が加熱中に適度に抜けるためです。

鍋にお湯を沸かし、その中に安定させて瓶を設置します。瓶が鍋底と直接接触しないようにキッチンペーパーや布を敷くと良いですね。瓶をこの状態で30分間煮沸し、中のわらびを滅菌します。

煮沸後30分が経過したら、瓶を一旦取り出し、その時点で蓋をしっかり締めます。熱くなった瓶と蓋を扱う際には布巾を利用して、やけどに注意してください。瓶を再度鍋に戻し、更に30分煮沸して瓶の密閉を確実なものにします。

最後に、瓶を取り出し、冷却するために蓋が下を向くように設置して自然冷却させます。しっかりと冷えたら、直射日光の当たらない涼しい暗所に保管してください。これらの手順により、わらびは未開封の場合、最長で1年間保存が可能です。

<スポンサーリンク>

わらびの瓶詰めでの1年保存は可能か?

わらびを瓶詰めで長期保存する最も大きなポイントは完全な密封が可能であることにあります。食品が傷む根本的な原因は空気との触れ合いによるものが大半を占めています。

特に空気中の微生物によって増殖し、食品の腐敗へとつながるわけですが、これを未然に防ぐためには、微生物の活動を妨げるため空気との接触を絶つことが求められます。

瓶詰め後に煮沸するプロセスは、瓶の内側の空気を排除し、さらに高温で微生物を死滅させる役目を果たします。そうすることで、わらびは安全に長期にわたって保存することが可能となります。

ただし、保存期間が長くなるにつれて注意が必要です。瓶を開封した際に異臭がする、わらびの質感がベタつく、酸味が増しているなどの兆候がある場合、中身が劣化している可能性が高いです。

これらの徴候が見られる時は、食べることを避け、適切に処分することが推奨されます。

まとめ

適正なあく抜き処理と瓶詰めの方法を守ることにより、わらびの1年保存が可能であることが判明しました。春の訪れとともに、新鮮なわらびを使った瓶詰めにチャレンジしてみましょう。これにより、いつでも新鮮な味わいのわらびを堪能できるようになります。